ロンドン橋駅も載る1913年のロンドン地下鉄路線図

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 昨日のコソボはEUに加盟できていないのですが,逆にEUからの離脱を決めたのがイギリスです。そのEUからの離脱交渉にはずみをつける意味で,4月の時点で野党労働党との支持率の差が20%あったことを背景に,前倒しの総選挙実施を行ったメイ首相でしたが,その結果は与党保守党の過半数割れという大誤算になりました。

 これは選挙期間中に,ロンドン橋でテロ事件が発生したことも大きく影響しており,治安対策は緊縮財政政策により警察官を2万人も削減した保守党では大きな課題が残り,労働党の方がうまくやってくれるのではという有権者の見方が反映した結果となりました。

 上の切手は,今回のテロ事件が起きたロンドンブリッジの駅も載っている1913年のロンドン地下鉄路線図を描いたもので,2009年にクラシックデザインをテーマに発行された連刷切手の1種です。ロンドンの地下鉄は1863年に開業しますが,ロンドンブリッジ駅は1900年に開設されました。

 図案の路線図を見ると,青色のテムズ川と交差する路線がいくつかありますが,そのうち,一番東側(右側)の路線がノーザン線で,川のすぐ南東部に位置するのがロンドンブリッジ駅です。1999年にシュビリー線の駅も開設されており,2路線の駅になっています。

 この1913年の路線図を描いたのは,臨時雇いの土木製図士であったハリーベックという人物で,まさにクラシックデザインの象徴とも言えますが,地下鉄路線を直線を基本にして模式化し,路線ごとに色分けするなど,現在の日本においてもよく見かける東京などの地下鉄路線図の基本にもなっています。

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