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zoom RSS 米州ボリバル同盟ってどんな国家機構

<<   作成日時 : 2017/06/21 18:28   >>

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 しばらくEU関連の話が続きましたが,このEU,国家機構としては最も知られた存在です。逆に知名度の非常に低い国家機構の一つを今日は取り上げます。上の切手は2015年に米州ボリバル同盟結成10周年を記念してボリビアから発行されたもので,ラテンアメリカの地図と加盟国の国旗が描かれています。

 加盟国は9ヶ国で,そのうち4ヶ国はカリブ海の東に位置する小アンティル諸島の小国です。残りの5ヶ国が,カリブ海地域最大の島国キューバ,中米のニカラグア,南米のベネズエラ,エクアドル,ボリビアとなります。さて,このほとんど馴染みのない米州ボリバル同盟,どのような機構かということになりますが,加盟国の顔ぶれから想像できるように,反米的な立場をとる国家が加盟するラテンアメリカ地域の政治,経済協力機構というのがその答で,ベネズエラの故チャベス大統領が主導して2004年に結成されました。

 その成果として,ドルによる貿易決済を段階的に廃止する目的で,加盟国のうち上記の5ヶ国間の貿易に関して,スクレというバーチャル通貨の使用が可能になったことがあげられます。

 しかし,加盟各国の貿易の実態としては,一昨年にようやくアメリカとの歴史的な国交回復を成し遂げたキューバを除いて,貿易相手国の第1位はアメリカになっています。リーダー的存在のベネズエラの場合は輸出入とも4分の1がアメリカで,輸出のほとんどは原油です。次いで第2位が輸出入とも中国となっており,輸出入の相手上位5位までにこの同盟の加盟国は入っていません。

 現政権も反米路線を継承するベネズエラ,シェール革命で原油生産が増加したアメリカが輸入を減らせば,相手国の主力を中国へシフトする可能性もありますが,その中国も経済成長が鈍化しており,先行きは不透明です。 

 この地図切手が示す国家機構,「切手は情報の宝庫である」ということを,あらためて認識させられた1枚でした。

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