切手で読む地図の楽しみ

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zoom RSS 今年の1枚

<<   作成日時 : 2016/12/31 22:01  

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 今年もほとんど更新がないまま大晦日になってしまいましたが,一昨年,昨年と「今年の1枚」という記事だけは更新しましたので,今年も続いてということで取り上げたのが,東ヨーロッパの小国(旧ソ連の一部)モルドバから今年2月に発行された小型シートで,シュトルーヴェの測地事業開始200年を記念して発行されたものです。

 ドイツ生まれのロシア人天文学者であるシュトルーヴェは1816年から1855年にかけて,地球の大きさの正確な測定のため,子午線弧の長さを三角測量で測量しました。この三角測量のために設置された三角点群は通称「シュトルーヴェの測地弧」と呼ばれ,三角点の一部が2005年にユネスコの世界遺産に登録されています。非常にめずらしい形の世界遺産ですが,この測地弧,現在の国でみると北はノルウェーから南はウクライナまで10ヶ国にまたがっています。

 これらの一部の国から,世界遺産登録後それぞれ記念切手や小型シートが発行されており,地図や三角網,測量器機,そしてシュトルーヴェの肖像等を描くという,よく似た図案が採用されていますが,今回取り上げたモルドバの小型シートは,この測地弧三角網の全体像が国境を示した地図とともにわかりやすく描かれており,モルドバ国内の三角網部分が同国の地図上にはっきり示されている拡大図部分が切手印面になっているというデザイン的にもすぐれたものです。また,右側タブの部分には,測地弧が通過する10ヶ国の国名が北から順に列挙されている点もなかなか良い感じです。

 日本ではなじみの少ないモルドバという国の形態やヨーロッパの中での位置がよくわかる小型シートでもあり,そのサイズが68×82oとリーフに貼り付ける場合も収まりの良いコンパクトサイズで気に入っています。

 本年は私にとって,フィラテリストの面から言うと前回の記事で紹介させていただいたように,FIP国際展のニューヨーク展で金賞を受賞できたという最高の年になりました。
 
 なお,この受賞作品「地図の歴史」をそのままの形で,年明けの1月20日(金)〜22日(日)に開催される「第8回テーマティク出品者の会切手展」(東京目白,切手の博物館3階スペース:入場無料)に出品いたします。当作品の中には,今回取り上げたモルドバのシュトルーヴェ測地弧に関して,以前に同国から発行されたステーショナリー(切手付封筒)も含まれています。よろしければ御来場いただき,他の多くのテーマティク作品とともに御覧いただければ幸いです。
 

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
お恥ずかしながらモルドバという国はほとんど知らなかったのですが、こうして新たな知見を得られるというのが、また切手の魅力の一つなのかも知れませんね。
通りすがり
2017/01/04 17:00
通りすがり様
コメントありがとうございます。どんな小さな国でも切手は発行されているので、その国の風景や産物、生物が描いてあると役にたちますね。
mapstampfan
2017/01/05 10:37

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