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zoom RSS 「劔岳 点の記」 と 三角測量(3)

<<   作成日時 : 2009/08/05 21:37   >>

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 今日も,映画「劔岳 点の記」の話が続きますが,原作『劔岳 点の記』(新田次郎:文春文庫)によると,「点の記」というのは三角点設置の記録で,一等〜三等三角点について覘標やぐら建設の年月日やその設置者の人名,測量観測の年月日や人名,三角点設置場所の選定者の人名,三角点に至る道順などが記録されており,現在は国土地理院に保存されている。

 ところが,映画の中にも出てきますが,この話の測量登山では劔岳山頂には,三等以上の三角点に必要な覘標やぐらや三角点標石を担ぎあげられなかったため,三等三角点よりレベルの低い補助的な四等三角点しか設置できず,当時はこの劔岳の点の記は作成されませんでした。実際に作成されたのは,GPS測量が可能になったつい最近の2004年(平成16年)のことです。しかし,その点の記の中の三角点設置場所選定者の欄には明治40年に登頂し測量を実施した,映画の主人公でもある柴崎芳太郎の名が記されています。

 この柴崎芳太郎は劔岳山頂には三等三角点の設置はできませんでしたが,劔岳周辺の三角点網を完成させたという偉業は達成しています。ということで,今日は三角網図が図案になった切手ですが,上は2007年ベラルーシ発行の小型シートで,ロシア人天文学者シュトルーヴェが1816〜55年に北欧・東欧諸国で行った測地事業(三角測量点群の測地弧のうち34地点は2005年に世界文化遺産に指定されている)によって完成した三角網のベラルーシ部分の拡大図が切手印面になっています。

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映画 『劔岳 点の記 』
 弘法大師 空海が、3000足の草鞋を履きつぶしても登頂できなかったという、雪と岩の殿堂。前人未踏の 劔岳。(2999メートル) ...続きを見る
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2009/08/07 00:53

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