切手で読む地図の楽しみ

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zoom RSS 坤輿万国全図

<<   作成日時 : 2008/10/13 20:36   >>

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 一昨日紹介したマカオの地球儀を描いたポルトガル領マカオの最終切手は小型シートのものを取りあげましたが,今日は同じ地球儀が描かれた単片切手の方を取りあげます。

 図案には一昨日の小型シートと同じ地球儀が印面左側にえがかれていますが,印面右側を中心に地球儀の背景には(ちょっとわかりにくいのですが)地図が描かれています。なお,この地図は一昨日の小型シートの背景にも大きく描かれており,そちらの方が確認しやすいと思います。

 この地図は地球儀と同年代の1602年に製作された「坤輿万国全図」と呼ばれるものですが,イタリア人のイエズス会宣教師マテオ・リッチが中国での布教時代に製作した世界図の一つで,オルテリウスやメルカトルの地図帳に記載された世界地図を参考にしたと考えられています。

 当時のヨーロッパで製作された世界図は大西洋を中心に描かれていますが,この地図は中国が中央にくるように配置し,アメリカ大陸が東端に,ヨーロッパが西端に描かれています。そして中国を含む東アジアの部分は中国の資料によって詳しく描かれているのも特徴です。

 図案の地図は切手も小型シートも,印面右側にアメリカ大陸の部分が見えており,中国を含むアジアの東アジアの部分はちょうど地球儀の方をメインに描くという凝った構図になっています。いずれにしても,17世紀初めに中国やマカオで製作された世界地図と地球儀を印面に収める史料価値の高い切手と小型シートということになります。

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