切手で読む地図の楽しみ

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zoom RSS アニアン海峡

<<   作成日時 : 2008/10/27 21:19   >>

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 一昨日拡大図を紹介した,世界遺産シリーズ「石見銀山」の切手のタルタリア図ですが,同じ図案を今日も再登場させます。地図をよく見ると,アジア大陸と北米大陸の間にアニアン海峡という地名が記されています。

 このアニアン海峡というのは,あくまでも仮想の海峡であって,ヴェネチアの地図製作者ガスタルディが,マルコ=ポーロの「東方見聞録」にみられるアニアという地名をアジア北西端に位置するものと誤って,この想像上の海峡の名に付したことがはじまりです。

 そして,この想像上のアニアン海峡はメルカトルの世界図,オルテリウスの地図帳にも取り入れられ,タルタリア図にも登場するわけです。ちなみに,マゼランの太平洋到達,世界周航以後,16世紀中頃までは,アジア大陸と北米大陸を連続させて描いた地図も多く製作されていました。

 その後,150年以上を経たベーリングの1728年の探検によって,実際にこの両大陸の間に海峡が存在することが証明されることになります。

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